Japan Albergue Association 日本アルベルゲ協会 Japan Albergue Association 日本アルベルゲ協会

ブエン・カミーノ!応援の声

    内田樹様
    凱風館館長・多田塾甲南合気会師範

    災害の被災地や戦場跡や非人道的な行為がなされた土地もまた一種の聖地だと私は思う。その地を訪れ、そこで行われたことを思い出し、次世代に語り継ぐこともすぐれて宗教的な行為だと思う。そこでつぶやかれた言葉がその地にとどまり、沈殿して、ある種の「歌枕」のようなものをかたちづくることがある。そこから豊かなもの、善きものが生まれると人々は昔から信じてきた。私もそれを信じたい。

    釈徹宗様
    相愛大学学長・如来寺住職・NPO法人リライフ代表

    このたびは日本アルベルゲ協会の設立、おめでとうございます。日本各地で聖地巡礼が盛んになることを願っております。

    中澤安奈様
    彫刻家

    私はヨーロッパのロマネスク教会巡りが好きで、三ヶ月ヒッチハイクをしながら一人で144ヶ所訪れる旅をしたりしました。俗世から離れた人気のない田舎で、石造りの教会が姿を現した時は、地球の一つの小さな人格がそこに佇んでいるようで感激します。

    20代の時に体験した3.11の震災と原子炉の事故はまだ解決していないし、抱えている傷の深さは人それぞれではあるけれど、皆がそれぞれの人生に様々な形で心の中に内包している場所–それが福島だと思います。そこに巡礼宿ができると聞いて、「おや?何が起こるんだろう?」と心ときめかせています。

    イエス様は小さき者が弱さを抱えたまま身元に来るのを喜び、そしてみなが互いに交わりを保つことを求めておられました。アルベルゲという形でそのような一つの場所が現れたらすごいことになると思っています。

    寺田伸夫様 寺田聡様
    有限会社アーキトレイブ

    アルベルゲは人と人との関わり合いを生み出し、 そして育む環境を持っていると感じています。 アルベルゲを通して、開放性、平等性、相互性の輪が広がり 新たなコミュニティの核になるでしょう。

    小林 望 様 ――(株)新教出版社 代表取締役社長

     学生時代からお付き合いのある芳賀さんがすごいことを始めた。牧師になると聞いた時もすごいなと思ったが、今度もすごい。かつてイエスは、無償・無条件の癒しと食卓の交わりを通して、世界をいわば巡礼宿にしようとした。神の国の運動とはそういうものだと思う。無数の人々がそんなイエスの呼びかけに応答してきたが、今またここに、新しい応答が芽を吹こうとしている。